僕がアシスタントの2人に伝えられるのは、「あっ！」って気がつくきっかけだけ。

正直言うと、以前は後輩に「仕事の背中をみとけ」的な感覚でカラーを教えていました。
猫背の背中なんか誰も見たくないはずなのに…笑
ヘアカラーが僕にはできます。逆に言うとヘアカラーしかできません♡
 
 
技術や考え方を伝える機会が多くなってきて感じているのは「教える」じゃだめだってこと。
わかりにくいですよね♫笑
僕が思う「教える」だけでできることはとっても少ない。
その場合にしか対応できないものって、仕事でなく作業になります。
色々経験してきて、こっちだわー！！！ってハッキリしてきたことがあるんです。
僕に作れるのは「きっかけ」だけで、変わるかどうか決めるのは相手次第。そんなこと♫
 
 

 
 
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場合によって違うからね。
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そんな指導もたくさん受けてきました。
そうなんですよー！場合によって全くやり方を変えなきゃいけないのが、ヘアカラーやパーマなど薬剤を使う仕事なんですね♫
それはもちろんカットもだけど、仕上がりが目の前で瞬時に変わるカットと薬剤を使う仕事は全く違うと考えてます。(僕カットできませんけどね♡)
 
 
明確な方法を僕はいつも知りたかったんですね！曖昧な表現でなくって、正解か間違いか？ってことがハッキリ聞きたかった。
ハッキリしないと自信が持てないし、自信がないと言葉が迷う。そんな風に無意識に感じてたんでしょうね♫
今はビックリするくらい考え方が違うんですよー！！答えを聞くのはカンタン。今は答えを教えることはあまりしません。
答えにたどり着く為の考え方や、お客様やモデルさんへの美容師としての心の持ち方なんて言うと偉そうですが（笑）、今伝えているのはそんなこと♡
 
 

 
 
僕は1人で黙々と積み上げていくのが得意なタイプ。でもみんなそうではないってことに以前は考えもしなかったんだよなぁ…
違うのに押し付けても身につくわけないんですよね！
ピーマン嫌いな人に無意識にずっとピーマンを勧めている状態。
こんな人イヤだわ。笑
 
 
その時は「相性がわるいのかなー」って思ってたけどそういう問題じゃなくって相手のことを考えてあげられてなかったんですよね。
普段の営業の中でお客様にはできていることがスタッフだとピタッとできなくなることって、意識してないだけで結構たくさんあるんです。
完璧じゃないけど気がつけたことは僕の中でとっても大きい♫
今は以前とは全く違う指導のやり方に自然と変わっています。
 
 

・カラーをするんだけど、ちゃんとモデルさんの希望を聞いてあげられてたのかな？
 
・カラーの練習なんだけど、モデルさんが合間でつまんなそうにしてないかな？
 
・仕上がりがこちらの自己満になってないかな？
 
・最後にモデルさん、笑顔だったかな？
 
 
前ならカラーの仕上がりを1番の基準にしてましたが、そんなことはモデルさんはきっとどうでもいいんですよね。笑
カラーの仕上がりと、一緒に過ごした時間が「いい感じかどうか？」ここが何より大切なんですね♫
最後に僕が話しかけた時の表情で本当によーく分かるんです。
お話が好きな方もいるしそうでない方もいます。だから、相手のことを真剣に考えてできたかな？ってことがとーっっっても大切。
そこを1番に僕は見ています。
お客様に対しても全く同じことなんですよね。
それがまだキャリアが数年のアシスタントの朝が弱い二ノ宮と世界の野沢に僕が「伝えたい」こと。
「教える」のはもう辞めたんです。
お客様やモデルさんに喜んでもらえるために、技術が必要ってだけのことですからね♡
もちろんそこはマストなんですけど…笑
 
 

そんなきっかけに僕の言葉でなってくれたら嬉しいな。そんな風に感じています。
2人とも遅くまでとってもよくがんばっています。だから僕も真剣に向き合います！
ご来店の際は声をかけてくれたらとっても喜びますよー♫
ではまたっ